裏巻機渓谷から巻機山(旧道↑、新道↓):避難小屋に泊まる秋の山旅(1日目)


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2017年10月7、8日と1泊で、南魚沼市にある巻機山(まきはたやま:1967m:日本百名山)に行ってきました。

1日目の日記です。 2日目はこちら

コースタイム : 1日目(旧道↑)、 天竺の里、みやて小屋駐車場(1時間20分)取水口(1時間30分)四合目:永松沢渡渉点(2時間50分)七合目:中ノ滝沢渡渉点(1時間50分)牛ヶ岳(1時間)巻機山避難小屋  総行動時間9時間



今回歩いたルートのポイントです。



今日の日記は長いです。なにせ登りで9時間かかったもんで(自己最長記録)。長すぎて、読んでて途中で遭難するかもしれません。ではスタートォ~~


六日町の五十沢キャンプ場から朝8時に開くゲートを通ります。7:45頃着いたらもう開いてました。この時間制限のあるゲートのせいで、早立ちできないのがとてもネック。
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(ゲートは自分で開けて、通り過ぎたらまた閉める) 
 

五十沢キャンプ場には昔から何度も遊びに来ました(たとえばこちら)。まさか五十沢キャンプ場からその奥の巻機山にチャレンジする日が来るとは。人生はわからないもんです。

巻機山に登るのはこれが2回目。前回はヌクビ沢を登って井戸尾根を下りました(こちら


朝8時過ぎに天竺の里のみやて小屋駐車場に到着。もちろんトイレもあります。標高は625m。巻機山頂との標高差は1342mです。
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駐車場からは今日登る巻機山のピークの1つである牛ヶ岳が見えます(奥の山)。あのてっぺんまで歩いて行きます。
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さて出発・・・と、ザックを背負う。


しかし・・・



ザックが重い(XX;)



今回は避難小屋に泊まる予定なので、2日分の水と食料を持って上がらなければなりません。これで荷物がグンと重くなります。なんと言っても水分が重い。

途中に沢があるし、避難小屋近くにも水場になる沢があるみたいだけどあてにならないし、どうも自然の水は煮沸しないとイマイチ信用できません。

てなことで今回は、水を5リッター(ポカリ粉末も)、スポーツドリンク500ml1本、お茶500ml1本、スーパードライ350ml2本(凍らせて)、ドリンクゼリー3個(凍らせて)を担いで行きました。あ、あと芋焼酎が200mlほど。その他に食料とツマミ多数。

それから寝袋、雨具、渡渉用ウォーターシューズ、洗面用具関係、着替え、銀マット、救急用品、モバイルバッテリーにラジオ、ヘッドランプ、本、ガスコンロその他小物モロモロ、、、

こんだけ詰め込んだら、そりゃ重くなるって。




8:25 それでは出発でーす。1泊2日の山旅の始まり始まり~
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これから取水口まで、五十沢川沿いの崖上の道を沢を越えながら歩いて行きます(クリックで拡大↓)
DSC07129.jpg (裏巻機渓谷自然探勝マップ)

 
ススキの穂と牛ヶ岳。
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割石沢を越えます。右の上方から大岩の間を水が流れ落ちて来ます。いきなり壮観な眺め。
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道端には延々とダイモンジソウが咲いていました。
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渓谷の崖上に造られた道。危ないところには壁にワイヤーが配置されています。でも普通に歩けばワイヤーを使うほどではありません。
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岩をくりぬいて造られた道。「黒部の下ノ廊下か蜀の桟道か」と書いておられた方がいましたが、まさにそんなイメージの道です。
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木漏れ日の差すこんなところは気分良し。
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陽当たりの良いところに咲くリンドウ。
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坪池沢を越えて、
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イヌタデ
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階段を下りて大ヒド沢を越える。
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オオタツナミソウのようだけど?
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山際の小道を延々と歩く。でも次々と目新しい光景が現れ飽きさせません。
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そして、とあるところに「滑落注意」の看板がありました。
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左側が切れ落ちているのです。下の写真がそれ。上から撮っているので高度感がこの写真ではわかりにくいのですが、私が今回の2日の山行で、一番ヤバイと思ったのがこのポイント。万一落ちたら川まで真っ逆さま。何十mあるかわからない。1人でこんなところで落ちても誰も気づかないだろうし、おおコワ。まぁほかにも落ちたらヤバイところは多々ありましたけれども。
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五十沢川の上流部と、そそり立つ岩壁の断崖に目を奪われます。
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小滝沢の小さな橋を渡って、
uramakihata20191.jpg (渡ったところ)


少し行ったところが割引岳の登山口です。
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目立たない、薄い踏み跡がつています。明日はここに下りて来る予定。先に進みます。
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しかし、、、


荷物が重い(XX)


肩に食い込み、ひどい肩こりのようで吐き気がする。吐かないけど、気持ち悪いことこの上ない。


たぶんアザミではなくてタムラソウかと。
uramakihata10040_201710102124414fa.jpg 

分岐に来ました。さて、ここで問題です。

右は登り、左はやや下りの道です。どっちに進みますか?右側の道の脇に道標が倒れています。
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小さい方には「牛ヶ岳方面」と書かれています。太い方は写真に写っていないのですが、左側に「取水口」と書かれていて、右側は何と書かれていたか覚えていません。
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私は次なるポイントが「取水口」であるという判断から、ここを左に進みました。


すぐに下り始め、川へ下りる感じになりました。


そして川原に出たのですが、先に進む道が見当たりません。


どうもここは不動滝を眺めることができるポイントだったようです。写真はありません。


てなことで先ほどの分岐に戻ります。道を間違って戻る道すがらはやたらと長く感じますし、登り返しとなるとかなり損した気分になります。ここは登りも下りも2、3分だったと思いますが。


分岐に戻り、右の道を進みます。


少し行くと


おお~(@@)


夫婦滝が見えます。太いのと細いのが並んでまさに夫婦。なるほどこれは見事。太いのと細いの、どっちが男でどっちが女かは家庭によりけり? 
uramakihata17050043.jpg (こういう滝は確かに珍しい)


後ろを振り返る。こんな岩壁の道をたどって来ました。これ、きっと岩を削って道造ったんだろうなぁ。今ならもう環境破壊とか言われてできないでしょうね。
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左を見ます。夫婦滝上の水たまりに落ちる、細い流れの東中尾沢。
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岩に開いた細い穴。ザックの上に銀マットを横に乗っけてるんで通れません。ザックを下ろして持って通過。そしてこの穴を通り抜けて少し行くと、、、
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取水口が見えました!
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9:48 取水口に到着です。ここを越えるのが本日第一の課題と思っていました。水量は問題ないようです。
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しかし、なんかおかしい。現場の状況を見ると、事前に調べたのとどうもクサリの配置のイメージが違う。


まるで、


「ここにある道具を使って、このポイントを通過してみよ」

 
という、リアルなパズル問題のようだ。


あれこれと考えてみるものの妙案が浮かばない。まさかここで行き詰るとは。


思案した末、ザックをAに置き、Aに尻をついて脚を下ろし、Bに50cmほど飛び降りることにした。これはOK。
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Aからザックを下ろし、Cに担ぎ上げる。これが重くてキツかった。

そしてBからクサリをつかんでCに上がる。


ところがだ。


クサリの状態がおかしく、もう少しでCに上がれそうなところで


実はクサリが緩かったことが判明(あ~あ~)



(ヤバイッ;!)



ほんの一瞬の判断だった。頼りにならないことが判明したクサリを手放し、体全体を前に倒して両手でコンクリートの地面上部にへばりつく! なんとか上部に届いた!

危なかった。もう緊張感でしばらく動けなかった。ちょっとタイミングがずれていたら坂の下に滑落していただろう。まあ仮に落ちたとしても致命的なほどの高さではなかったと思うが。


しかししかし、ここを通過してから気がついたのだが、実はBから上流側に簡単に抜けられたのだ。
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私はCを来たわけだ。まったくもって、周囲はよく見回さなくてはダメだ。広い視点を持てば思わぬ答えが見つかることもある。

取水口の水の量を見ればわかるが、通常時は水はこの程度の流れのようで、Bまで水が上がるのは相当の水量の時であろうと思われる。AとBの高さは2mくらい? AとCの間は2m弱程度か。私には飛び越える勇気はなかった。


こんなところで長々と紙幅を使ってしまった。先へ。クサリが見えます。

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ここから四合目の永松沢渡渉点までが、今回の山行で一番地形の険しかったところ。
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とにかくものすごい急坂、とか壁みたいなところを、クサリやトラロープにつかまってひたすら登るっ!
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トラロープ!
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谷の向こうの岩壁や、
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山奥の険しい地形が冒険心を刺激する。
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クサリやロープをつかんで「グッ!」と身体を持ち上げなければ登れない、壁のようなところが延々と続く。
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ただでさえ登るのが大変なのに、荷物が重く、肩に食い込んで吐き気がする(XX)キツイのなんの
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苦しい。 もう帰りたい(XX) こんなにキツイの初めてかも。荷物が重いせいだ。
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クサリをつかんで登るっ!!
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遥か遠く、みやて小屋が見えました(望遠拡大図)
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岩壁に垂らされたクサリとロープ。足がかりなどないところ。でもフリクションが効いて問題なく上がれた。
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息が上がる。腕も疲れる。自分で選んだ道。行くしかない。
「大丈夫大丈夫! 行ける行ける!」と、声に出して自分を奮い立たせる。
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(しかしどんだけあるんだ、このロープ)


赤ペンキで指示も。
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牛ヶ岳が近づいてくる。
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とにかくこれでもかとロープが現れる。これほど腕力を使ったことはないです。
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足がかりのない岩の斜面をトラバース。マジっすか? 赤ペンキで指示があるから合ってはいるんだろうけど。
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永松沢が見えて来たか!
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下り始める。今度はクサリをつかんで下りる。
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なが~いクサリを下りる。
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11:35 やっと4合目の永松沢に着いた! みやて小屋から3時間以上かかった。取水口から4合目までの道は、これまでに行った登山道で最も悪路というか過酷というか厳しく険しいところでした。写真のクサリやロープはほんの一部。とんでもない数があります。
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ここでしばし休憩。


そしてまた出発です。


上流は浅瀬ですが、登山靴では潜ってしまうのは必至。今回、この永松沢が水量的には一番多いかなということで、念のためウォーターシューズを持ってきました。


しかし、靴を履き替え水に入って渡るのはめんどくさい。見回すと、石を渡って対岸に行けそうなのは下の画像のところのみ。写真で見るより、ちょっと躊躇するくらいの微妙な距離があります。でも行けるだろうということで、ここを飛ぶことにしました。
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そして ジャンプッ! 着地ッ!!
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ずりっ!



(@@;) うわっ!!



岩の着地点がナナメの平面になっていて、滑るようなイメージではなかったのだが、これが滑る(世の中そんなもの)

危うく体を前に倒し、岩にしがみつく! いや~危なかった。緊張感でしばらく動けなかった。取水口の時と同じ状況だった。

仮に落ちてバランスを崩し、重い荷物を背負ったまま下の水の落ち込みにドボンとなってしまったらどうなっていたか。冷や汗が全身から噴き出す。まぁそんな深みではないようだったから大丈夫ではあったでしょうが。


対岸の左手に赤テープがあったのでそちらへ。


そして登り始める、、、


が、


ん? いきなりの壁みたいなところで足がかりもなく上がれない。なんだこれ?


腕と足と全身に力を込めて(荷物が重いんだよォ~【怒】)無理やり這い上がる。
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(おっしゃ~、行くで~)


そしてまたロープ。
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ロープをつかんで上がる・・・ おや? 人がいます。
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この道を整備しているという、2人の男性とすれ違いました。


「ここから3時間はかかると思います。変な道ですいませんね」


「いえいえ。おかげで歩けるんでありがたいです」


今回の山行で、山頂付近を除く登山道で会ったのはこの2人だけでした。この後、まさか3時間どころではない時間がかかろうとは。


尾根に出ました。
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巨木も現れる尾根道を上がって行きます。
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周囲の山も見ながら。
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急登であることに変わりはないです。
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12:25 五合目。4時間かかってまだ半分か。しかし、どこが一合目なんかな。uramakihata10108.jpg 

重いザックを下ろす(ヤレヤレ)
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周囲の岩山が目の保養。
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さーて、行きますよ。
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またかよ~~
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急登が続くけど、周りが見えるから耐えられる。
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尾根道が続く。
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平野が見えて来ました。
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ザレたポイントから後ろを振り返る。
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岩肌の山の向こうに六日町~五日町あたりの平野が。里からそう遠くはないように見えるけど、ここに来るのは簡単ではない。
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青空になってきました。
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この辺でこの曲がアタマに下りてきた。

君のゆく道は~♪
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果てしなく遠い
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だのに
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なぜ
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歯をくいしばり~uramakihata10151.jpg 

君は ゆくのか~? 
uramakihata10152.jpg (六合目 13:37)

 
そんなにしてまで 
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色づいた葉に陽の差す明るい林の中。
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いや~~、キツイ(XX)六合目からまた急登。長い上に急登は次々現れるし荷物は重い。
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間違いなくこれまで行った中で最も体力的にきついルート。登っても登っても終わらない。
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ま、自分のペースで一歩一歩足を前に出すだけです。
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牛ヶ岳が近づいて来ました。
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右に眺める無名の山。紅葉と青空が美しい。
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14:36 ようやく七合目付近の中ノ滝沢に出ました! 6時間経過。
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沢沿いに上がりますが、問題なく岩の上をたどって行けます。
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赤いを越えて行く。
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そして樹林帯を抜けました。
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しかしここから牛ヶ岳までの稜線が急登で案外長い。
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振り返る。頭頂部を見せる越後三山(八海山越後駒ヶ岳、中ノ岳)
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その右に姿を見せるのはたぶん丹後山。
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おい、この期に及んでまだお前はオレを苦しめるのか!
そうか、わかった、お前はそういう奴なんだな。
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(もう勘弁してちょ)


左手の薬指と小指がおかしい。

どうも痙攣してるようで、意に反して「グニュ~」っと勝手に折れ曲がる。伸ばしても折れ曲がってしまう。慣れないロープの登りの繰り返しで筋肉が痙攣しているのだろう。

ある程度ハードな登山をしたことのある経験者なら、足がつったりといった経験は誰しもあると思います。それは汗をかいて体のミネラルが抜けちゃったから。

なので、ポカリとかスポーツドリンクを適宜摂取するといいのです。しかし、足がつったことは何度もあるけど、手がつったのは初めてですよ。


右奥が牛ヶ岳山頂の稜線部。
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牛ヶ岳の斜面の向こうに見える形の良い山は本谷山か。
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カラフルな模様を見せる開けた稜線を行く。
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笹原に開かれた明瞭な道。旧道の登りの道では迷うようなところはありませんでした。でももう脚が上がらねえ。地味に急登なんだよな、この道。そして登っても登っても似たようなところを繰り返すデジャブー感。
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山頂間近、これが最後のトラロープ。手は痙攣している。
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牛ヶ岳が見えてからが長かった。
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振り返る。雲海になって来ました。
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九合目付近で左に曲がる。
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笹の緑と草紅葉のツートーン。そして快晴の空。
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しかし続く急登。こんなに疲れて時間もかかるのは荷物が重いのも原因だろう。このあたりで (もう山登りなんかやめた!!) と思った。
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 (斜面に写る影。もうヘトヘト。)


もう少し。だがなかなか着かない。
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「ガンバレ!! 山頂迄10分」福岡かんだ猿の看板。あちこちにあるらしいけど、実物は初めて見た。
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そしてそしてそして16:20、巻機山稜線の北東のはずれに出た。ここで出発から約8時間経過。
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上がってきたところにあった看板。
uramakihata10222.jpg (この先裏巻機登山道は健脚向きです。下山には充分注意して下さい。)


ここまでの道のり、自分史上最高にキツイ登りでありました。それは荷物が重かったというのも多分にあったと思うけれども、ロープやクサリがこれでもかというほど登場し、それらがない急登も多々あるという道だったからだと思います。


西方向。陽が傾き、夕刻が迫る。ポコンと出た山が割引岳(われめきだけ)。
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東方向。手前のピークは小沢岳か。
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若者の遭難を悼む石碑。
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進みます。やっと平らな稜線歩きに。しかし道はドロドロ。
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もう随分遅くなってしまった。ずっと気にはなっていたが、果たして山小屋に泊まれるだろうか。いっぱいでダメかもしれない。


そして16:25、牛ヶ岳山頂です。
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三角点がありましたが、「牛ヶ岳」と書かれた道標などはありませんでした。
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南方向の群馬の山々。
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なだらかな稜線をたどって、巻機山の最高点へ。
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草紅葉と群馬の山々。
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池塘も登場。
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朝日岳方面縦走路の分岐。行ってみたいがヤブが深く、残雪期でないとムリみたい。
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木道をたどって。
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16:44、巻機山の最高点、1967mに到着です。ここに来るのは2回目(ヌクビ沢↑、井戸尾根↓の巻機山登山日記)。最高点なんだけど、ケルンがあるだけで道標などはありません。これ、なんとかならんのかな。
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太陽がもうすぐ沈む。こんな時間まで山を歩いているのは初めての経験です。
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奥に割引岳が見えて来ました。
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16:52、井戸尾根コースとの分岐に到着。ここに「巻機山頂」の立派な道標があり、「1967m」と書いてありますが、実際の1967mの地点は先ほどのケルンのところ。ここは標高的にはもっと低いのです。


男性が1人おられ、写真を撮ってほしいと頼まれました。私も撮ってもらいました。

uramakihata10255a.png 

巻機山の主要ピークは巻機山、牛ヶ岳、割引岳の3つがあるのだけれでも、このあたりを総称して巻機山というみたい。


今日は泊まりですか?と尋ねると、テント泊だとのこと。


「小屋入れるかな~」と、ずっと気になっていたことを言うと、


「私が見たときは1階はもういっぱいでしたよ」


とのこと。ま、1階の方が狭いようだしそりゃそうだろ。果たして2階にスペースがあるかどうか。





階段を下り、
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大きな池の脇を通って、、、
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17:23、ついに、ついに やっと巻機山避難小屋に到着。9時間もかかってしまった。
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本日の画像はここで終わりです。以下文章のみ。


小屋はいっぱいだろうか。だいたいこんな時間に小屋に着くこと自体山をナメていると思われても仕方がない。でもだってまさか9時間もかかると思わねーもの(甘いな)


恐る恐る小屋の中に入る。


1階はなるほどすでに寝袋でいっぱいだ。ザックを壁際に置き、2階へと急な階段を上がり様子を見てみる。



・・・・・



どぅわ~~~~(@@;)



2階ももうすでに微塵の隙もなく、

ビッッ・・チリと寝袋が敷き詰められている

(ガッビビビーン)



う~~~~~~~ん;



困った。まさか心配が現実のものとなるとは。どうすんべ? 玄関の土間に寝られるかな? それとも外の軒下か。


1階に下りてきて、「いや~、2階ももういっぱいでダメでした。参ったな~」


と1階にいた年配の夫婦に話すと、そのオバサマが


「1人なの? あら、じゃあ私たちこっちに詰めるからここに入りなさいよ」


と、場所を開けてくれた。



・・・・・助かった。



「すいません! ありがとうございます!」 と、90度に腰を曲げてお辞儀をした。


「小屋番がいたら『はい詰めて詰めて~』って言われるわよ。秩父の小屋の時もひどかったわよねぇ。もう昔の話だけど」


練馬から来られたというそのご夫婦は、昔の山小屋の話をひとしきりされた。やはり経験豊富な人はありがたい。私もいつかこんな場面に出くわしたら、同じようにしてあげたいと思う。


銀マットを敷き、寝袋を出して寝床を確保。よかった。


晩飯を食べに外へ。あたりはもう真っ暗だ。


1人の男性がいたベンチに相席させてもらう。


晩飯を食べながら山談義。初対面の人とでも、山では旧知のように話ができてしまうから楽しい。だって、山が好きな人しか来てませんし、まして無人小屋に泊まろうなんて人はよほどの好き者に決まっている。


愛知から来たというその方は、なんと今日苗場山をピストンで往復した後(小赤沢から。私も同じコースを行ったことがあります。こちら)、ホントは巻機山のふもとの駐車場で車中泊するつもりだったが、時間があったので登ってきたとのこと。すごすぎる。


本日の晩飯はチーズリゾット。炒めて凍らせてきたベーコン&野菜と、凍らせて持って来た米をお湯で煮る。そこにコンソメと塩コショウで味付けし、仕上げにカマンベールチーズの6個切りのものを2個投入。これは実によくできた。


缶ビールも凍らせて2本持って来たのだが、保冷袋に入れて来たらまだ半分くらい凍ったままだった。フタを開けると、隣りの男性まで泡が飛び散った(すんません)


晩飯も食べ、まだ6時を過ぎたところだがすることもなく、寝るしかない。寝袋に入って寝ることにする。


しかしここで作戦ミスをした。耳栓をし忘れたのだ。


耳栓はあるのだが、ザックの奥深くにしまってしまった。探り出せばいいのだが、小屋の中はもう真っ暗だし、ヘッドランプをつけてガサガサするのも悪いなという気がして取り出す気にならなかった。


そしてしばらくすると、私の右隣りで寝ていた練馬のオバサマが立ち上がろうとしている様子。


すると、


自分の銀マットで滑って、

私の腹の上に思いっ切り転倒してきた。

(XX)うげげ;


「イテーーッ!」と声を上げてしまう。


「あらごめんなさいね(笑)」


そりゃビックリするわ。


しかししかし、やっぱ山小屋のイビキはうるさい(XX)


疲れてもう体はボロボロのはずなのに、神経が高ぶっているのか全然寝つくことができない。イビキも気になるし。


結局朝まで、時折寝たような感じもしたが、ぐっすりと眠れた感じはありませんでした。


2日目に続きます。




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コメント

2339. カシオ ProTrekくん…(*_*)

避難小屋、でも大混雑する時期なのですねぇ
(*_*)
ふと当時の職場仲間で何年か前の8月に富士登山
した時、互い違いに頭・足を逆にして寝る⁉︎ と
いう状況(自分の顔の両脇は、隣人の足先⁈)での
寝袋就寝を余儀なくされたのを思い出しました
(大汗)

数年前から愛用の、登山用カシオ腕時計を久々
に使おうとしたら「全く表示ナシ」でした…が
Yバシカメラ時計売場へ持ち込んだら、何とか
修理可能そうなので、治ってくるまで休養予定
でアリマス(苦笑)
  • 2017-10-14 22:19
  • DDH185 ひろかず
  • URL
  • 編集

2340. 

こんばんは、B・Yさん!
そしてものすごい偶然にびっくり!

実は、8日(日)に巻機山に登る予定だったんです!
前日に桜坂の駐車場に着いて仮眠取って、朝5時くらいから登り始める筈だったのですが、車のタイヤがパンクしてしまって…(^^;
なので別の山に登りました。
でも、もし登っていたらばったり会ったかもしれないんですね~。
やっぱりB型は、思考回路が一緒なのかな?(笑)

ところで、破線コースはやっぱりきつかったみたいですねe-330
おまけに何度か訪れた危機に、読んでいた私も心臓がバクバクしました…うぅぅ、怖いe-263
無事に帰ってこられて何よりですが、危ない場所の通過、登れど登れど現れる鎖&ロープ…本当に、「もうお家帰る~(涙)」という気持ちになりますよね(^^;
あぁ、谷川主脈縦走を思い出してしまったe-263

それでも、目の前に現れる景色にはやはり、心惹かれてしまう…美しいものは美しいですもの。
夕暮れの草紅葉は、寂寥感が増して尚美しいですね(^^

以前ザックの重さで肩が痛くなって気持ち悪くなった時、私はひたすら肩ベルトと腰ベルトを調節しました。
丁度よい位置になるとザックがすっと軽くなるから、やっぱりよく考えられて作られているんだなと、感心します(^^

2341. Re: カシオ ProTrekくん…(*_*)

ひろかずさんこんばんは~。

3連休で、前日の土曜は天気が良くなく、泊まった人は少なかったらしいんですよ。ところが日曜はいい天気になるもんだからみんな考えることは同じだったんです。私を含め、なはは!

今でも頭と足と互い違いにして寝るのってあるんですねぇ。そこまでのはまだやったことがないですが、富士山の山小屋は今でもそんな感じなんですかね。
  • 2017-10-14 22:52
  • B・Y
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2342. Re: タイトルなし

悠さんこんばんは!

え~~~、8日に巻機山に!? 100名山とはいえなんとマニアックな。山スカート姿の悠さんにお会いしたかったですなぁ(笑)

取水口の登りと永松沢の飛び越えは、冗談じゃなくてどっちも冷やっというか、ホントにヤバかったんですよ。どちらも緊張のあまりしばらく動けませんでした。火事場のクソ力を前半で2回も使ったのも、後半に祟ったんだと思います。

クサリ&ロープもすごかったです。あんなにあるコースって他にあるのかな?というくらいありました。翌日もでしたが。でもロープやクサリを使うとかくも簡単に登れるものかというのはこの日改めて見直しましたね。コース整備をして下さる方々に感謝です。

でもキツイと帰りたくなりますよねぇ。悠さんも谷川縦走ではそう思われたことでしょう。歩かないと帰れない。行くも地獄戻るも地獄。たった1人の自分で選んだ道、ですもんね。でも辛かったな~。今はいい思い出となってますが(^^)悠さんもそうではないでしょうか。

夕刻の迫る山を歩いたのは初めてでした。夕刻ならではの美しさってのも確かにありますね。でもやっぱり小屋には早く着いてゆっくりしたい(^^;)

後半はだんだん慣れてきて吐き気もしなくなったんですが、確かにザックの調節をいろいろやってみればよかったですね。そこまではしませんでした。次回の課題といたします!
  • 2017-10-14 23:38
  • B・Y
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2343. お疲れ様でした!

裏巻機破線ルートとはこれまた
玄人コースに挑まれましたね!

水分系だけで約7kg他に食料
装備やらで重そうー
自分は遠慮します。。(笑)

復路レポも楽しみに
しています。

2344. Re: お疲れ様でした!

junk-landさんこんにちは!

このルートの玄人さ加減をご存知でうれしいです(笑)ほんとに玄人向けです。間違いありません。

結局水分はもう1kg~1.5kgは少なくても大丈夫だったかなと思いますが、山での水切れの恐怖には代えられません。重さはお守りみたいなもんでした。水場の水もありましたけれども、アテにはしなかったので。

まだ復路は手をつけてないので、しばしお待ちくださいませ~
  • 2017-10-15 15:44
  • B・Y
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